Private Online英会話カウンセラーの澤田です!
「Private Online英会話の実際の授業の様子をご紹介する、レッスン紹介シリーズ。
今回はリスニング力とスピーキング力を伸ばすことのできる人気クラス「VOA リスニング&スピーキングクラス」をピックアップ!
VOA リスニング&スピーキングの詳細や授業の流れを詳しくご紹介いたします。
「VOA」ってどんなレッスン?
具体的なレッスン内容をご紹介する前に、まずは「VOAとは何か?」についてご説明します。
そもそも、VOAって何?
VOAとはVoice of Americaの略で、アメリカの国営放送のラジオプログラムの名称です。
VOAは様々な言語で放送されていますが、Private Online英会話では英語のノンネイティブ、つまり英語を母国語としない人達に向けて作られている「スペシャルイングリッシュ」と呼ばれるバージョンを使用しています。
このプログラムは1,500語の単語のみで構成されており、通常の3分の2の速さで話されるため、英語初級者でも比較的聞き取りやすいのが特徴です。
毎回、様々な興味深いトピックが取り上げられていて、知識を深めることができるのもVOAの魅力の一つです。
・アメリカの「非英語ネイティブ」リスナーのためのラジオ番組
・1,500語で構成されているから、初級者にもストレスが少ない
・通常の3分の2の速度だから、聞き取りやすい
・アメリカに関連する興味深いトピック
VOAのレッスンの大まかな流れ
さて、VOAのレッスンの大まかな流れをご紹介いたします。
Private Online英会話では、VOAを題材にリスニング&スピーキングの向上を目的としたレッスンを行います。
具体的には、下記のような流れでレッスンを進めていきます。
1)原稿を見ずに、1~2回聴く
2)聞き取った情報を英語で説明
3)2回目のリスニングでカッコ埋めに挑戦
4)答え合わせをしながら、講師が発音チェック&解説
5)質問があれば、講師が説明
6)シャドウイングに挑戦
7)トピックについてディスカッション
「VOA」のレッスン内容をご紹介!
それでは、ある日の「VOA」のレッスンを例に、授業の内容を詳しく見ていきましょう!
この日のトピックは「Colorful Expressions(カラフルな表現)」
桜の写真が目を引きますが、いったいどんな話題なのでしょうか?
ステップ① リスニング1回目
さて、授業が始まると早速リスニング開始!
1回目のリスニングは、原則として「ノーヒント」。
聴き始める前に先生が「今日のタイトルはColorful Expressionsです」と言うだけで、他に手掛かりはありません。
テキストに掲載のスクリプト(原稿)を見ずに、1回目の聞き取りにチャレンジ‼
ヒントや文字の情報があるとそれに頼ってしまいますが、何もないので耳からの情報がすべてです。
大事な情報を逃さないように、メモを取りながら聴いて下さいね!
なお、初めてVOAの授業を受ける生徒様には、講師は「VOAって何か知っていますか?」という質問から始めますのでご安心下さい。
もう一度音声を聴いてもOK!
1回目のリスニングを終えたら、講師に「内容は理解できましたか?」と聞かれます。
次のステップに進む前に今聞いたリスニング教材をもう1回聴きたい場合は、ここで2回目を聴くことができます。
Private Online英会話はマンツーマンレッスンですから、講師は生徒様の理解度に合わせて授業を進行いたします。
自信があれば、2回目のリスニングは飛ばしてそのまま次のステップに進みましょう。
ステップ② 聴きとった情報をアウトプット!
1回目のリスニングが終わったら、今度はアウトプットです!
講師に「今聴いたリスニング教材では、どんな情報が聞き取れましたか?」と訊かれるので、メモした内容や記憶をもとに思いだせる限りの情報を英語で説明します。
○×問題などと違って、自分の言葉で1から説明するのはなかなか大変です。
説明はもちろん英語。話すとなると、文法も気にする必要があります。
このように、VOAの授業ではスピーキングのスキルも鍛えることができます。
後から先生に説明しなければ、と思うとリスニングの際もより真剣になれますよね。
VOAのトピックは「読み物」としても面白い!
さて、この日の記事のタイトルは【Colorful Expressions(カラフルな表現)】。
アメリカには「色」を使った様々な表現があり、red,pink, green, blue, brown, blackの6つの色がアメリカではどのようなイメージを持つのかや、それらの色を使った興味深い表現が紹介されていました。
red(赤)が熱や辛い食べ物を表すのは日本と共通していますが、pink(ピンク)は健康状態が良いことを表すというのは初めて知る情報です。なんでも、健康な赤ちゃんは生まれてくるときにきれいなピンク色の肌をしているから、pink=健康なのだとか!
ほかにも初めて知る表現があり、なかなか面白い内容でした。
このように、VOAではアメリカに関連する様々なトピックが取り上げられます。
リスニングの練習になるだけでなく読み物としても面白く、知識が広がる楽しいレッスンです。
ステップ③ 2回目のリスニングで( )埋めに挑戦!
内容を英語で説明したら、2度目のリスニング!
ここで初めてテキストを見ることができますが、所々にブランクがあるので、2回目のリスニングをしながら( )の単語を聞き取ってスペルを書いていきます。
ササッと書かなければ次の( )を聞き逃してしまうので、「文章を目で追いながら聴く、書く」をスピーディーにこなすことが求められます。
聞き取れない単語がいくつもあったとしても、がっかりしないで下さい。
単語を覚えたり、英語の音声に徐々に慣れていくことでリスニング力は伸びて行きますよ。
ステップ④ 答え合わせ&発音チェック
2回目のリスニングが終わったら、早速講師と一緒に( )埋めの答え合わせをします。
生徒様に( )に入る単語を口頭で答えていただき、このとき講師は答え合わせと同時に生徒様の発音もチェックします。
正しく発音できていない場合は、その場で一緒に発音の練習をします。
せっかく新しい単語を覚えるのなら、正しい発音も一緒に覚えましょう!
ステップ⑤ 分からないことを講師に質問
次は、テキストのスクリプト(リスニングの原稿)にひととおり目を通して、知らない単語や意味の分からない表現があれば、講師に質問できます。
文法上の疑問点でも、なんでもOKです!
マンツーマンレッスンですから、分からないことは遠慮せずにどんどん質問して、疑問点をスッキリ解決して下さいね。
ステップ⑥ シャドーイングに挑戦!
疑問点がクリアになったら、いよいよシャドーイングに挑戦です!
◆シャドーイングとは?
シャドーイングとはリスニングの練習方法の1つです。
リスニング教材を聴きながら、影(シャドウ)のようにぴったりと後についてリピートする手法です。
聞こえたと同時に声に出して言うため難易度は高いですが、非常に有効な勉強法だとされています。
通常の「リピート練習」は1つの文章を聴いたら音声を止めてリピートしますが、シャドーイングでは最初の単語が聞こえたらすぐリピートを始めるのが特徴。
リスニング教材の音声に自分の声を被せて、できるだけ遅れずにリピートする点が異なります。
文章の最初のほうはリピートできても、途中からついて行けなくなることもあるかもしれません。
録音された音声のペースに合わせて話すのは速くて大変ですが、徐々に慣れていきましょう。
ステップ⑦ 講師とディスカッション
VOAの仕上げは、講師とのディスカッションです。
先ほどご紹介したとおり、この日の記事のタイトルは【Colorful Expression(カラフルな表現)】。
リスニングの終盤ではblack(黒)を使った表現として、blackout(停電)が出てきました。
第二次世界大戦中は、夜間に敵の飛行機から住宅などを見えにくくするために、計画的なblackout(停電)が頻繁にあったそうです。
「日本でも、戦時中は敢えて電気を消していたと聞きました!」など、講師と意見を交わします。
VOAの授業では、リスニングの教材を単なる「英語を聞き取るための材料」と捉えるのではなく、「自分なりの解釈で味わう」「感じたことを言葉で表現する」ところまで進めるのが特徴です。
ディスカッションでのこのようなやり取りは、スピーキングの練習になるだけでなく、先生に日本の歴史を紹介する機会にもなりますね。
VOAはこんな方におすすめ!
VOA(Voice of America)の授業をご紹介しましたが、いかがでしたか?
このレッスンではリスニングの練習だけにとどまらず、アウトプットの時間もしっかり取っているので、リスニングとスピーキングの両方をバランスよく学べるのが魅力です。
1)リスニングが苦手な方
2)独学で「英語の聞き流し」をしても、効果がなかった方
3)見たり聞いたりしたものを「英語で説明するスキル」を身につけたい方
4)リスニングとスピーキングをバランス良く伸ばしたい方
5)雑学を通して、楽しく英語を学びたい方
リスニングは独学でもできそうですが、いつの間にかやらなくなってしまいがち。
教え上手、褒め上手なフィリピン人講師の助けを借りて、リスニング&スピーキングを楽しく学んでくださいね!